ジュエリーアーティストを教えたくなる 前田 朝黄 Asagi Maeda 

実はつい2週間ほど前に、前田朝黄(まえだあさぎ)さんに会ったばかりなのです。

ちょっと用事があって、彫りの職人さんのところに寄った。見たことがある作品のだなあと思い、ちょうどその展覧会をやっているギャラリーのそばに行く用事があったので、少しだけ寄ってみようと思った。

それが、前田朝黄さんの個展だった。

そして、作品を見て「あれ、どこかで…見たことがあるなあ」

と思いながら、ご本人と話しているうちに、5-6年前にうちの店に来たことがあるという。

彼女と同じアメリカのFIT(Fashion Institute & Technology ニューヨーク州立ファッション工科大学)の出身のアーティストさんの作品展をやったときに、うちのお店に見に来てくれていたのです。

そのときに、名刺を頂いて、それでウェブサイトを見たのだと思い出した。

久しぶりに会った彼女は、以前にもまして深く、創造性がたくましく、それでいて人に対する優しさがあふれる作品をつくり出していた。

この5年間のうちに、母になり、それでも海外での仕事をして、たぶん人間的にも成長したのだと想像できる。

私も、昔は男性と一緒の仕事をしていて、子供がいながらの仕事は、やっぱり男性と同じようにはできないのかなあと、少しあきらめがあった。

しかし、もうワンランク上の仕事をしようとしたとき、だれに寄り添って仕事をするか?という姿勢が実はとても大切で、それには生活を通しての経験は何ものにもかえがたいものがある。

そう、最近は実感している。

とはいえ、世の中にはもっと大きなプロジェクトや、国家を動かすような大きなビジネスというのがあるということは知っている。

けれど、私は一人ひとりの何でもない人に寄り添う仕事がいいなあと思うし、それしかできないのだと思う。

そして、その何でもない人、一人ひとりの力が集まったとき、それは驚くほどの力になるだろうと信じたい。

彼女の作品に惹かれるのは、たぶんその「何でもない人」に、できるだけの愛情を傾けて、スポットを当てていることだと思う。

というわけで、実は突然シンコーストゥディオのお店で5日間の彼女の作品展示、トークセッションをすることになりました。

実は、彼女のこれらの作品、通常はアメリカのギャラリーに置いてあるもの。

それをもう、梱包して出そうか!としているところで、私がメッセージを送り、しばし日本にあることになった。といういきさつがあります。

良かったら、6/14(木)の
クリエイティブセッションナイト コンテンポラリージュエリー・アーティスト 前田朝黄

にお越しください。きっとたのしいですよ。その後も19日(火)まで展示、販売もします。

詳しくはこちらへ

 

 

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