働く人が選ぶジュエリーの三つの視点

ジュエリーをどうやって選んでいますか?
ジュエリーを着けていますか?
正直私も以前はコンピューター会社で営業をしていた時代もありましたので、ジュエリーや洋服には無頓着だった気がします。ただ年齢を重ねてくると、あるいはある程度仕事を続けていると、洋服と一緒にジュエリーを身につける意味というものが、とても重要な気がしてきました。しばらく、製作側の話が多かったので、身につける側の私が考えているジュエリーを選ぶ、身につける視点を書いてみます。

自分の生き方にリンクしたジュエリーを身につける

<これは、洋服でも同じなのかもしれませんが、自分がどういう考えで人生を歩みたいか、どういう信条をもって生きているか?これが、ジュエリーは特に大切だと思います。 ジュエリーは高額ゆえに、それほどしょっちゅう買い換えるというわけにも行かないし、その必要もないでしょう。したがって、自分の考えだとか、生きる根源みたいなものを今一度見返して、それで選んで着けて欲しい。 私が身につけるジュエリーの中でも、よく使っているのが、Surface[面と線]。これは、ドイツでコンテンポラリージュエリーを造り続けている、日本のアーティスト西林佳寿子さんとのコラボレート作品です。

Surface

多面的に社会を捉える。
一方向から見たら、こう見えるけれど、違う方向からみたら、それはまたまったく違ったものが見えてくるという視点。世の中って本当にそうだと思います。なんとなく今の時代が、社会常識とか既成概念とかそういう一面だけを見ている方向性だと、とてもさびしいような、危ういような気がします。
ちなみに、これは自社のものの宣伝にもなってしまっているのでご了承くださいね。というのも、やはり一番着けたいものを造っているわけで、自然とそうなります。

ファッション・クールであること

何より、かっこよくなければいやだ、と思っています。
だって、ジュエリーは主張であるかも知れないけれど、何よりファッションなんです。ファッションという定義もかなり奥が深いので、今は触れずにおきます。
楽しくなければ、心が踊らなければと思います。だからどんなに考えがリンクしても、ダサいのは嫌なのです。また、デザインが優れているということは、それを造った人たちがどれだけそこに注力して、創り上げたか、そのことに対する尊敬の念もあります。
そして、なにより自分の心が高揚する。
これはジュエリーの大切な要素。

お守り的な役割

これは、洋服やその他のものと大きく異なる、ジュエリーだけの特性であり、ジュエリーを身につけたい最大の理由かもしれません。
ジュエリーは日々の生活に寄り添う、一種のお守りでもあると考えています。それは金やプラチナという、希少な金属や希少性のある石に由来する部分もあるかもしれません。そのことによって、何百年と時を越えて引き継ぐことが可能。一部の特殊なもの意外はそして世界中どこでも、ほぼメンテナンスや修理が可能でしょう。
だから、親や祖父母から受け継いだものというのはとても意味があると思います。でも、すこし形が古いな?と思ったらデザインを変えてみる、というのも1つの手かもしれません。しかし、昔造ったものの中には時代を超えたデザインや造りのものがあるので、それはそれで、サイズ直しなどをして身につけるのも、素敵でしょう。
さっと書きましたが、簡単にまとめてこの三つはいつもジュエリーを着けるとき、創る時一番意識していることかもしれません。それには、自分の内面を磨かないといけないなと思います。結構大変なのです。でも、そういう自分になって行きたいという宣言としてもジュエリーはいいでしょう。
自分なりの生き方、自分なりのジュエリーさがしてください。決して、高価なものが言い訳ではありません。それは一人ひとり価値基準が異なっていいのです。そのことを忘れずに。

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