12月に、新潟のクラフトマンのアトリエに行ってきました。
そのことは年末に、メール配信でも書いたのですが。
新潟のクラフトマンたち
改めて、人とのかかわりの中で、モノをつくっていくということの大切さと、
古い形なんだけれど、新しい、これからのモノのあり方という気がします。
海外進出とは、大きなエキジビションに出展することか?
ここ数年で、ネットから海外のお客様が増えています。
商品がジュエリーなので、中々、ネットでサッと売れるだけではなく、色々なオーダーや要望が、SNSやメールを通してやってきます。
そうして、メールなり、チャットなりで対話を続けていくと、それは何ら地域のお客様と、何も違わない感覚を感じます。
実際、海外のお客様からディスカウントの要求を突き付けられたこともなければ、大きなトラブルも、ここ数年間起こっていません。
そして、何より一人ひとりのお客様と対話することが、大変ですけれど、とても足が地についている感じがするのです。
つい、海外進出というと、何百万もかけて海外の展示会に出かける。
そこで海外の業者と話をして仕入れてもらう。
という形式が多いと思います。
でも、それって最終的なお客様にとっても幸福なんだろうか?
地域と海外の仕事は同じ
どういうクラフトマンがつくっているか?
誰がアイデアをだしているか?
自分の要望をどこまで聞いてくれるか?
それは、どこの国にいても、買う人、身に着ける人が知りたいと思っていることなんじゃないかな?
そんな、たぶん当たり前のことを、今は大量生産、大量消費が当たり前になって、
つくっている人の顔が見えないのが当たり前で、
そうなっていることに、
人が(少なくとも先進国の人たちは)絶望しているんじゃなかろうか?
海外進出っていうのは、その国の人たちが本当に必要としているものを、必要とする形で渡していくことなんじゃないだろうか?
それは、多分地域の人たちに、モノをつくって、提供していくことと、何ら変わりがない。
それは、海外のエキジビジョンに出るより、リアルに、直にネットを通じてでも、生のお客様に触れていることが、大切なんじゃないかな。
そんなことを、ここ数年関わって来た海外の仕事で感じる。
とても人としての感情があふれている。
その時、「つかう人」「つくる人」「うる人」の関係性を考えていこうよ!というメッセージはとても大切なのである。
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