ジュエリーブランドって,なんだろう?
わたし自身が、ジュエリーを造っている身でジュエリーブランドのことを書くなんて、公平とはいえないので話半分に読んでいただければと思います。
いわゆる世界的に有名といわれる「ジュエリーブランド」って結局、広告宣伝の賜物ではないかな?考えます。
しかし、それを知ってその上で、絶対的なメンテナンスや買い物時のいい気分を味わいたいならそれは、それでいいと思います。それはそれぞれの価値観によって決まります。
また、ジュエリーではありませんが、ローレックスなどは確かに修理やメンテナンスも恐ろしく高いけれど、50年以上の前の部品もちゃんと取ってあるから、その点では理念があるというかすごいと思います。
先日も「世界的ジュエリーの方向性」で書きましたが、ジュエリーブランド自体を選ぶ基準が変わってきていると思います。
広告宣伝を、派手にやるものより、地道にやっている、もっと人間同士の触れ合いがあるジュエリー、そういうものの方が価値があるって、人々は少しずつ感じてきている。
零細だけれど、親身になってもの造りをしてくれるところ。
信念があって続けているところ。
そういうところのジュエリーが欲しくなります。それは、ジュエリーに限ったことではないけれど、買い物をするときの基準が変わってきていると感じます。
サステナブル 持続可能であること
「サステナブル Sustainable」ちょっと最近よく聞く言葉です。いわゆる持続、継続が可能なことです。
ジュエリーに関してはあまりにも耐久性があり、代々に渡って受け継がれるものなので、メンテナンスやサービスが持続継続可能であることも。信用を得る大切なポイントでしょう。
つまり、ずっとそのブランドが信念を貫いて続いていくこと。
ですからジュエリーを造る側にもそれなりのシステマティックな経営感覚が必要で、時代と共に生き抜いていく覚悟が必要でしょう。
どうしても個人や零細で造っているとあたりが弱いと思います。
そのあたりも鑑みて、それでもそのジュエリーがいいか?自問自答してみましょう。
とはいえ、いまや大きなブランドだって、LVMH(ルイ・ビトンのグループ)に戦略的にお買収されているので持続しているかどうかは疑問です。
結局、大小を問わず継続し、良くなって行こうという気構えが造る側にない限り、中々そのジュエリーの長いスパンでの信用は得にくい。
情報を与える努力
このブログを書き出した理由は、ジュエリーを探している方、探し方がわからない方々に情報を与えたいと思ったからです。
個人個人の人生のなかで、ジュエリーを身につける意味みたいなことを知ってもらって、少し気持ちが穏やかに、やさしくなれたらすてきでしょう。
「広告宣伝」をすべて否定するわけではないけれど、あるいは「広報活動」という、新聞や雑誌に書いてもらうための活動も悪くはない。
けれど、まず自分から発信しなければダメだ。と思ったのです。
本来の心地いいジュエリーのあり方とか、ジュエリーの選ぶ基準とか。
ジュエリーみたいなものは、気持ちよく、心地よく手に入れたいですよね。
「SEO的にいいから、ジュエリーのお手入れやメンテナンスについて書きませんか?」と、SEO宣伝広告会社でしょうか、電話がかかってきます。
確かに、それは知りたい情報なのかも知れません。
でも、もっと根本的なことが知りたいんじゃないかと思っています。
ジュエリーを身につける根本とか、基準とか?生き方や、人生に寄り添ったものの見つけ方とでも言いましょうか?
それで、私たちが造っているものも見て、触って、感じてもらえたらいい。買ってもらえたら、さらにうれしいです。
とはいえ、多くの方に知ってもらいたいからSEO的に少しは考えて書いていますよ。それも継続、持続可能性のために。
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