科学技術とジュエリーの製作- 熟練の職人 だけではなく ITやテクノロジーの力をかりよう

目的意識があれば、 ITを活用しテクノロジーを意欲的にとりいれていくべき

近年、IT、テクノロジーの進化がめざましいというけれど、あまり実感することがないかもしれない。
もうすでに、そしてこれからもっとすごい勢いで進んでいくのだなあと実感したのはこの高校と出会ってから。
これは文化祭です。この高校は3年になると課題研究なるものをやって、発表会やこの文化祭で発表するのです。
こんな風にロボットを作ったり

ロボット

電気自動車を作ったり。

電気自動車

電気の必要ない「動力源無搭載パワーアシストシステム」を作りました。

動力源無搭載パワーアシストシステム

建築は完全にCADを利用しています。

科学技術とジュエリーの製作

ここの若者に共通しているのは、新しい技術を学ぶ入り口を与えると、どんどん自分で探求していくところです。
先生もおっしゃっていたのは、こういう世界になると、教師はすでに「教える。」という立場ではなく、まずはその機会を与えていくことでが最も大事であり、子供たちは今一番新しい技術や、ネット上にに流れている情報をどんどん貪欲に調べて取り入れて行くようです。
このスピード感。
そして、教師と生徒の逆転現象。
とはいえ、最も大事なのがが、「なぜこの技術が必要なのか?いったい社会の人に、何かしら利益や笑顔を届けられるだろうか?」ということではないでしょうか。
この発表を見る限り、若い彼らには、そういった純粋なまっすぐした気持ちと、新しいものを作っていくという気概があるように感じますし、とてもきもちいい。

ジュエリーこそ、新しい技術と人のもの造りの融合が未来の形

実は、日本のジュエリー製作は手作りのみにこだわっているところがあります。したがって新興国などジュエリーがたくさん売れる、工房などに比べると、テクノロジーの点では遅れているともいえます。
ところが、製作機械は日本製だったりするのです。
それをジュエリー用になかなか転換できていない。
でも、これからは新しいデザイン+テクノロジー+そこに 精緻な心意気のあるクラフトマンの仕事。
こうあるべきではないか?
と思います。
実際、CADやCNCを使ってしまった方が、きれいに簡単にコストも安く出来ることがあります。

最後は手仕事

とはいえ、ジュエリーのような高級品は、最後に手仕事の技が入らないと、どこかグリコのおまけみたいな感じになってしまいます。
最終的には、どこまで手をかけるか?
それが、全体的な上質感を左右すると思います。
言葉では一般の方にはわからないかも知れないのですが、実際に出来たものを見れば明らか。
というわけで、私たちは色々新しい技術に挑んでいる工房とタグを組んで、さらに創造性に富んだアーティストやデザイナーと一緒にもの造りをする。そしてITを使って私たちの活動を知ってもらう。
最後は、身につける方が納得できるものを作り上げる。そして、少しでも生きる力になる。
それが、私たちがやりたいことなのです。

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