不要不急のモノってなんだろう?

先日、コンテンポラリージュエリー・アーティストの松浦峰里さんと、お話をさせていただきました。

「クリエイターズセッションナイト」という、以前からシンコーストゥディオのお店で開催してきたイベントをYouTube配信したものでした。

テーマは「不要不急のモノって何だろう?」

ジュエリーなんていう、まさに不要不急の代表格のモノをつくって売っている、張本人たちの話です。

前半は、峰里さんの作品の紹介を含めてのお話。

「不要不急」っていうけれど、人間らしいっていうことは「不要不急」でほぼ出来上がってる。

実は、人間らしい尺度というのは、「不要不急のモノ」からできている。

そんな話をしました。

今までは、経済的に成功した人が「素晴らしい」という称賛を受けてきたけれど、なんだか少しずつ世の中が違ってきている気がするのです。

とても非効率に見えたり、非経済的に思えたりするものに情熱をもやしたり、熱中したり。

今はそういうことに価値があるように思える。

人にとって「くだらない」ことでも、

自分にとっては「とても大事なこと」。

そういう、一人一人の「違う」を大事に、寛容に眺めていける世の中だと、みなが幸せなのかもしれない。

現実は、そんなに甘くはないよと言われるかもしれないけれど、

それでも、まあ「くだらないこと」を、ひたすらアホのように熱中する生き方の方が、なんか好きである。

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