明治の超絶技巧ブーム

三井記念美術館で2017年9月16日より開催される特別展「驚異の超絶技巧! -明治工芸から現代アート」

ここ数年の、明治初期の超絶技巧の工芸品のブームはとどまるところを知らない。

http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index2.html

このコレクションは、清水三年坂美術館の館長村田理如(まさゆき)さんが、何十年もかけて一人で海外から買い戻されて来た逸品ばかりです。

なぜ、この展覧会をご案内するかといえば、この明治期の超絶技巧の金工の仕事が、日本のジュエリーにつながっているからです。
私たちジュエリー制作者たちは、ずっとずっと、静かにこの流れを見守ってきました。

<junaidaさんと、超絶技巧の工芸品に目をみはる。>京都の清水三年坂美術館では、いわゆる「超絶技巧」ぞろいの明治期の工芸品をたくさん所蔵すしています。美術の教科書には、あんまり載らない。だけど、技術が、尋常じゃない!そんな工芸品の数々を、画家のjunaidaさんと見に行きました。金属の象嵌に、象牙彫刻…。現代では再現不可能な技術の数々、ほんとにすごいです。

ほぼ日刊イトイ新聞さんの投稿 2017年9月5日

モノをつくる人の情熱とは、いかなるものか?

今の時代には、どんなに頑張っても真似のできない、贅沢な時間の使い方が、そこにはあります。

では、今はどうか?
というと、正直実に厳しい。
私が、活動しているジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)も、こういった手仕事が消えていく現状を何とかしたくて始めたものですが、その衰退は止まらない。

そして、きちんと仕事ができる職人がいないためか、できる職人のところには仕事が集中して、ニッチもサッチも行かなくなっている。というのが現状です。

新作をつくりたいと思っても、お金を払っても、職人には時間がなくて、きちんとしたものをゆっくりと考えながらつくる時間がないのです。

「考える」時間は、仕事ををしている時間に含まれないようなのだけれど、それが一番大切で、必要とされているものなのです。

そして、結局魅力的な商品が市場に出回らない。
この悪循環が、今の日本のものづくりの構造的な難しさでしょう。

しかし、引き続きその構造をどう変えていくか、考え動いて行きたいと思っています。

 

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