平成が終わる日に- 自分の仕事と向き合ってみる

今日で、平成が終わるそうです。

正直私たち庶民には、あまり関係ないのですが、この30年をだれもが総括してみたくはなるでしょう。

私も平成の時代の幕開けとほぼ同時に仕事を始め、今に至っています。

仕事を始めた頃は、まったく異業種の会社で働いていましたから、まさか自分がジュエリーの仕事で食っていくなんて、想像もしていませんでした。

むしろ「お金のある人にだけ売る」ということに対して、非常に抵抗があって、それは今でも私の仕事上での方向を決める、なにか、舵取りの役割をしているのかもしれません。

外の世界から、ジュエリーの世界に入って今一番学んだこと、感じたこと。

「デザイン」という要素がとても大事な世界なのに、「デザイン」を考える人が少ない、

ということでしょうか。

この場合の「デザイン」というのは、形だけのことを言っているのではなく、

どうしてそれをつくるか?

だれとつくるか?

だれのために、何のためにつくるか?

というプロセスや目的みたいなものが、やっぱりジュエリーには、必要なのではないだろうか?

そして、「デザイン」というのは、社会の問題を解決する、新しい提案でなければいけない。

そういう姿勢が、本来はジュエリーという人の一生を超えるスパンの長いものには必要なのではないかと思うのです。

新しい時代には、どこかその根底に、表面的な形だけの「デザイン」だけではないモノが求められているように思えてなりません。

そういう「デザイン」を、今後自分たちができるかを、自問自答していかなければいけないと、今日の平成が終わる日に思うのでした。

 

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