対話に近道は無いと思う。そして新しいものが生まれる ジュエリーのデザイン

西林佳寿子

Surfce「面と線」
今回の新作の名前です。ドイツでアーティスト活動をしている西林佳寿子(上記写真)さんとのコラボレーションをしたシンコーストゥディオの新作。
アーティスト、職人、デザイナー、アートディレクションをするデザイナー、カメラマン、そしてプロデューサーとしての私。
色々な人間が関わり、物を創っています。

正直なんとも、大変で、面倒くさいです。
デザインや製作方法、コスト、写真撮り、販売方法等々。多くの方々が携わるということは、色々な意見が出るということ。
それぞれの分野でで微妙な温度差、感覚差があるということも、わかりました。

しかし、そういうときに「話すこと。」
対話をすること。
どこに問題点があって、どうしたらお互いの利益につながり、最終的にお客様の求めるものにたどり着くか?
ひるまず、しかしお互いに尊敬の念をもってして話すこと。

クラフトマンの石井

新しいものを創りだす過程が重要なんだ。

と思う。

どういう想いでジュエリーを創りたいかをクラフトマンにも、アーティストにも、その他多くの協力してくださる方々にも、話さなければ伝わらない。
ものづくりに近道はないということが、しみじみと身にしみる今回の新作。

アーティスト西林佳寿子の原案アイデアに若手クラフトマンの石井貴志が様々な微妙な角度や組み合わせを提案し出来上がりました。
育児休暇が明けた奥様の代わりに 石井は昼間は育児。徹夜で仕事をして造り上げてくれた。
納品も、子連れ。これは今の社会問題の縮図でもあるし、皆、ギリギリのところで仕事をするので、プラスの面だけが出てくるわけではない。

けれど、話すことでお互いに着地点が見えてくる。
そういう想いで出来上がるものこそ、きっと意味があると思います。
カッコイイ、デザイン。クールなデザインって何だろう?造る過程もとても大事、それを含めて、初めて「デザイン」と呼ぶ。
そんなことを教えてくれる、新作の製作です。
新作は
5月28日(土)~シンコーストゥディオ世田谷本店で
2:00よりジュエリー・アーティスト西林佳寿子とのトークイベントがあります。
要予約
楽しみにしていてください。

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