京都・唐長さん

 先日、銀座産経学園が始めた「ぎんざ大人塾-京都のこころを銀座で学ぶ」のお手伝いに行ってきました。
http://www.ginza010719.jp/contents/pickup_layout.asp
このイベントは、京都のNPO法人「和の学校」が協力して開催している講座です。2回目だった今回は、京唐紙の「唐長」さんがわざわざ京都からいらしてくださっての講演でした。
http://http://www.karacho.co.jp/
 「唐紙」ってご存じですか?もとはといえば、昔の書物の製本の表紙などに使われたもので、その後襖や壁紙などの装飾にも使われたという紙です。1624年創業といいますから、400年近い歴史を持ち、しかも驚くべき事に昔から受け継いできた版木をそのまま使っているそうです。
karacho_1.jpg
その文様の美しさは何ともいえません。何百年も生き残ってきた文様というのは洗練されています。
そして不思議なことに、結構西洋的だったり西アジアの香りを感じる文様がたくさんあるのです。
karacho_2.jpg
京都の修学院の工房の他にも、サロンを展開していて新しい感覚で仕事をしているのが素晴らしいです。
しかしながら、文様に関しては古い版木を使って作っていくという事でした。色の組み合わせによって全く違った世界が生まれそれを研究するだけでもやりきれないそうです。
 昔から伝わる伝統と新しい配色感覚。本当に洗練されています。それは長い歴史を刻んできた重みなのでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

Top