バーミックス-良いものを長く、愛着をもって使う

ロングセラー商品

「バーミックス」という調理器具をご存知でしょうか?
1954年にスイスで販売され始めた、ハンディ・フードプロセッサー。つまり、手に持ってコップや、なべに先を突っ込み、具材を細かくしたり、かき混ぜたり、泡立てたりできる調理器具です。

バーミックス

このバーミックス、日本では、じわじわと人気が出てしかもとても息の長い商品です。
私も25年ほど前に購入して、重宝して使っています。
実は、この夏久しぶりに使おうと思ったら、回転しない。
そこで、困って電話をしてみました。
25年も前のものなら、通常の家電であれば「もう部品がないので修理できません。」と言われるのが普通。しかし、このバーミックスの日本総代理店をやっている「チェリーテラス」という会社は一味違う。
当初から、「良いものを長く使う。」という代表の井手櫻子さんの考えのもと、まず、長くいいものを続けて作っている会社のものしか扱わない。そして、日本国内でも、とにかくアフターサービスを長年にわたってきちっとすることを理念としている。
従って、電話での対応も「長く使っていただいてありがとうございます。」というもので、そのほか修理を出さなくても、お金がかからなくてもいいように、色々オペレーターの方が対応してくださった。
結局、自分では治せず、修理に出すことになった。修理代も結構かかるけれど、捨てる気にならない。
なんというか、会社の人も、私たちもこのバーミックスという商品にとても愛着を持っている。
その気持ちが共鳴しているようなのです。

ステキなメッセージ入りのノートブック


修理が戻ってくると、そこにはチェリーテラス特性のお猿さんのノートブック。
やさしい、やわらかいGuido Scarabottoloの絵。

チェリーテラス

そこに、代表の井出櫻子さんのメッセージが書かれている。
そこに
「思考力、一番大切にしたい。尽きることのない大きな資源です。」
と書かれている。

チェリーテラス

そう「考えることをやめてはいけない。」
これが当たり前と思うことは、なんともつまらないことではないか。
バーミックスという商品が、なぜロングセラーなのか、わかるような気がする。
「良いものを長く、愛着を持って使う。」
その気持ちよさ、シンプルだけれどやさしさに満ちた人間らしさ。
ジュエリーもきっと同じ、長い長いあいだアフターサービス、メンテナンスができて初めてジュエリーなのです。
きっとそれが本来の人がものを買ったり、使ったり身につけたりする満足感ということなのだと思う。
そして、そういったものを提供するためにも「考えることをやめてはいけない。」
考えよう、ほんの少し、自分のこと、人のこと、仕事のこと、社会のこと。
少しなにか、私でもできることがあるかもしれない。
年の瀬に思う。

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