ジュエリーは「光」

先日、ドイツで活動しているコンテンポラリージュエリー・アーティストの西林佳寿子さんが日本に戻って来ていたので、久しぶりに会って、ショーメ展や、若手の作品をギャラリーで一緒に見てきた。

ジュエリーというと、きっと一般的にはショーメのようなダイヤモンドや、サファイヤ、ルビーのような貴石がセットされているものが、ジュエリーだと思われているだろう。

しかし、コンテンポラリージュエリー、つまりアートとしてのジュエリーを制作している人間たちにとっては、それはまったく意識が違う。

ショーメのような、王侯貴族が身につける様な絢爛豪華なものをジュエリーともいうが、アートとしてのジュエリーも、わたしたちにとってはジュエリーであるし、素材は何もダイヤモンドやルビーが入っていなければいけない、金属ではいけないということもない。

Klimt02はバルセロナに拠点を置く、アートジュエリーのウェブマガジンです。

Selected Graduate to take part at the JPLUS Award 2018 by Klimt02.Kellogg’s process is analytical and rule-based, yet…

Klimt02さんの投稿 2018年9月17日月曜日

 

ジュエリーというものの認識を、そろそろ変えるところにきているかもしれません。

元々、ジュエリー=装身具という意識で考えるなら、日本にも古墳時代ぐらいまではジュエリーがたくさん使われていた。

それは、もちろん権力やお金の象徴であったであろう。

しかし、一方で、自然と結びつくとか、何か超人間的な何かを神から頂くというときに利用されてきた。

ジュエリーは「光」

そこで、西林さんとの会話に戻ると、「ジュエリーって何か?」という問いかけに対して

彼女はこう答えた。

「光」だと思う。

「人間の体の中には、元来金属的に光るものはない。だからこそ『光』を求めて人はジュエリーをするんじゃないかしら」そんあ答えをもらって、なるほどと思ったのでした。

今、西林さんとシンコーストゥディオのジュエリーの新作コレクション制作はじめました。

少しずつお知らせしていきます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

Top