キャリアがあるけど、一番手じゃない女性の働き方

仕事に真剣に取り組んでいる変わった人たちが集まってくる

最近、狭い地域のなかで「働く女性ミーティング」なるものを、不定期で開催しています。
ここに集まってくる人が面白くて、世田谷小田急線各駅しか止まらない駅なのに、やたらと国際的な仕事をしている方が多い。

Story Book

STORYBOOK- 働く女性編
30年近く世界中の空を飛び回っているCA。外資系企業で、コントローラーをしている女性。大使館に勤めている方。自分で農業をしている方。
なんでこんな面白い人たちが集まってしまったのだろう?と思えるほど。
この集まりの条件は、ただ一つ。仕事を真剣に取り組んでいるかどうかということだけ。
特に、地位や働き方は問いません。単なる仕事に対する姿勢だけです。
2年前ほどに、声をかけたら地域でガチで働く女性が集まれるところって、実はほとんどないということに気づきました。
みな、集まりたがっている。そこには、ちょと違った価値観がありました。

長く仕事が続く女性の条件

そこで話題になったのが、「私たちって一番手ではなかったよね。」というはなし。
たとえば、結婚した時点で、家庭をとるか、仕事をとるか。 また私ぐらいの世代(40代~50代)のいわゆる、男女機会均等法世代の時代には、子供を産んでフルタイムで働くということ自体が、かなりめずらしい存在でした。
だから、その時点で完璧主義の人は、仕事をやめて家庭に入り、子育てや家庭のことに専念していた。
ということらしいのです。
確かに、とても思い当たる節があります。
フルで仕事をしながら、家事、育児、仕事をすべてこなそうと思ったら、今の日本の社会では高すぎてベビーシッターも中々毎日は雇えないし、物理的に無理。
そうすると、なんとなく「まっいいか!」と割りきりが出来ないと精神的につらくなる、続かなくなると思います。
したがって、かなり女性の中でも、いい加減目の人のほうが、仕事が続いているということかも知れません。そのあたりのバランス感というか、そういうことでしょうか?

社会に順応しない個性的な子供たちが生まれている

その結果が、また面白いのです。
皆さん結構、息子さんに苦労している方が多い。
皆さんご夫婦そろって、いい大学を出ていたり、いい会社に勤めていたり、決して勉強が出来ないほうでなかった方々。
しかし、キャリアを持って仕事を続けている方の息子さんが、桁外れに勉強をしない。もう留年しそうとか、そんな話をよく聞きます。
何と言ってもその代表格は、我が息子であったのですが。
一番ひどいときは「1」が9個。
レポートを出さないと留年決定なのに、先生からメールが来ていて「まだ5本レポートでていませんが、どうしましょうか?」というお問い合わせには、かなりまいりました。
一般的には、社会に勝ち抜いてきたように見えるキャリアの女性には、そういった個性的な息子、娘がなぜか多い。
世間体的には、そういった子供は負け組みなのかな?
でも、なんとなく彼らの生き方が、実は今の社会の一番鋭いところをついているような気がします。
学校の教育というのが、あまりにもガラパゴス化して、あるいはコマーシャライズされていて、行く必要のない大学に皆行こうとしているのかも知れない?とも思います。
こういった子供たちがこの先どうなるか?ちょっと、楽しみでもあります。

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