シルバー スモーキークォーツペンダント カスタムオーダー
大きなスモーキークォーツのルースを、ペンダントとして使えないだろうか?
お客様がお持ちになったこの石は、かなり大きさがありましたが、カットと色がとても綺麗でした。
少し高さがある石の周りをシルバーの地金で巻き、ツメ留めに比べてよりシンプルな見た目になる「伏せこみ」という方法で石留します。
「伏せこみ」はシンコーストゥディオのカスタムオーダーでもよく用いられるのですが、
シンプルなデザインだからこそ、職人の腕が光ります。
面が大きい石の場合は、正面から見たときに後ろ側が透けて見えるため、後ろ側もシンプルであればあるほど
着けたときのすっきり感が際立ちます。
かなり大きな石の場合、金属の部分を重くしすぎるとペンダントとして着けにくく、野暮ったくなります。
かといって、石をしっかり支えるつくりでなければ、石が落ちてしまうかもしれません。
華美でなく、日々の洋服に合うようなデザインで、かつ重さと構造のバランスがちょうど取れているものを。
簡単なようですが、使う人の希望をできる限り叶えることができるのが、オーダーメイドの醍醐味なのです。