SHINKO STUDIO | ジュエリーリフォーム&デザイン東京 – シンコーストゥディオ

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MENTOSEN
デザインとものづくり - 人とデジタルの関係を考える

Pt900 ヒスイリング おもしろい石の形にときめく

Pt900 ヒスイリング ジュエリーリフォーム シンコーストゥディオ SHINKO STUDIO

 

お母さまから譲り受けたヒスイは、その昔の帯留めをいくつかにカットした一部でした。

高さもあって、微妙な角度。

この石をお持ちになられたとき、「なんておもしろい石なのだろう!」

ときめきのようなものが、私たちにはありました。

 

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さらに、お客様とお話していくうちに、ご自分の持つモノへの考え方がちゃんと確立している方だなと、感じ取ることができました。

おもしろいデザインを提案したら、きっと一緒に楽しんでくださるだろう。

そんな勝手な想像で、思い切ったデザインを提案。

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3種類ほど提案した中で、私たちも、クラフトマンも、制作は大変だけれど挑戦してみたいと思っていた、このデザインに決めていただきました。

曲線的なラインだったら、通常はワックスというもので原型をつくって制作するのが一般的。

今回このリングは、地金(プラチナ)でしっかり石を留めるためには、

わずかな隙間もないように、きっちりと石と地金が合わなければいけません。

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そのために、誤差の少ない金属から、じかにつくっていく方法をとりました。

金属から、曲線を出していくのは、かなり技術が必要です。

また、リングの上の方が重いと、バランスが悪く、回りやすいので、リングの上の方の両サイドを「打ち出し」という技法を使って中を空洞にしました。

石留は、上からプラチナの板パーツをろう付けし、しっかり留めました。

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表面には、少し粗目のテクスチャーを。

美しいグリーンととても相性がいい。

 

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こういった、おもしろい仕事をさせていただけることに、感謝しかありません。

 

「他人はそうだろうけれど、私はこう思う。自分で考える、自分で選ぶ。」

そういうお客様の価値観が、私たちのデザインに、日々つながっていると感じます。

そして、明らかに、そういう感性を持った人々が増えているのも事実でしょう。

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だからこそ、

つける人の生活を想像し、考え、人生にリンクさせていけるか。

向き合っていけるか。

ジュエリーをつくる私たちに、今、必要とされている力だと感じるのです。

 

 

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