SHINKO STUDIO | ジュエリーリフォーム&デザイン東京 – シンコーストゥディオ

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MENTOSEN
デザインとものづくり - 人とデジタルの関係を考える

K18 縞メノウリング 丸く、やさしく

 

K18縞めのうリング カスタムオーダーリング シンコーストゥディオ

その人は、たまたまお店お前を通りかかった。

そして、お店の前で立ち止まり、そこにこちらから声をおかけしたのが始まりでした。

聞けば、お母さん、お父さんが亡くなって、長崎の実家を整理し、いくつかのジュエリーが出て来たということ言います。

このジュエリーたちをどうにか、身に着けられるようにしたいというご希望でした。

ジュエリーって、やっぱり不思議なんですね。

一つずつのジュエリーのことを人が語るときに、それを生前、身に着けていた人たちが「こんな人だったんじゃないかな?」

っていう想像が膨らむ。

きっとこのオレンジの縞めのうには、こういう柔らかなテクスチャーが合うだろうと思いました。

K18縞めのうリング カスタムオーダーリング シンコーストゥディオ

今回身に着けるお客様は、とってもやさしくて、温かい感じの方。

なので、「丸み」がイメージでした。

丸く、やさしく。

金属はあたたかく。

石座の下も、丸くしました。

K18縞めのうリング カスタムオーダーリング シンコーストゥディオ

人の死は、一般的には肉体が活動を停止することだけれど、引き継いだジュエリーを身に着けることで人の心の中に生き続ける。

この仕事をしていると、時々「生」と「死」の概念を、考えてしまう。

ジュエリーをつくるという仕事は、そういう事を考え続けていくことなのかもしれない。

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