Pt900 ヒスイペンダント 裏も見せたいジュエリー
「ひすい」というジュエリーは、お出かけジュエリーの代表的なものかもしれない。
けれど、今は、日々の生活-日常を、人々がとても大事にしている時。
特に、コロナの感染が拡大してから、「ジュエリーが、いったい今の状況で、何の役に立つのか?」ということを、私たちはずっと自問自答してきました。
「ひすい」のような高価な石に、華やかにダイヤを取り巻いたり、そういうのは、今は何か違うのではないかと思っていました。
もっと、日々の生活に感性のある、それでいて技術的裏付けのきちんとしたモノを。
真摯に、でも楽しみながら、デザインし、つくる。
いつも、新鮮な新しいことをしてみる。
今、そんな基本を見つめなおしています。
この石の留め方、多分、どうなっているか一般の人にはわからないと思います。
デザイナーとクラフトマンが、
アイデアを出し合いながら、つくり上げて、初めてできる仕事。
裏の面の放射線状に延びたテクスチャーも、美しい。
裏ですが、手を抜きたくない。
裏の表情も大切な、ジュエリーの一部。
全体的に丸いシェイプと平面部分のエッジが、
このジュエリーが、すっーと気持ちよく感じられる理由だと思います。
ジュエリーはキラキラのダイヤがなくても、デザインやクラフトマンの仕事で、もっと上質にもなれるし、日常のモノにもなれる。
つくり手たちの、情熱と創意工夫と冷や汗と、そんなものが詰まっている。
けれど、結局
「なんだかよくわからないけれど、この感じが、気持ちいい。」
「よくわからないけれど・・・なんかいい」
そういうのが、いいと思うんです。