ローカルの密度が上がると、グローバルにつながったりする

カフェを運営している二人のトークを、YouTubeで時々視聴させていただいています。

ローカルにフォーカスして、社会に新しい問いかけをしている二人。

カフェマメヒコの井川啓央さんと、クルミドコーヒーの影山知明さん。

昨日見たYuTubeで記者の方が、「井川さんを10年間追っているのに全然ブレークしないですね?どうしてでしょう?おかしいなあ」と井川さん自身に投げかけたと言います。

それに対する井川さんの答えは、「老齢化」

どんなに今の世の中の新しい動きがあって面白いモノがあっても、会社という組織の上層部に考えが固定化された前時代的な人たちがいると、結局、新しい新鮮な企画は通らない。

だから、メディアも老齢化してしまって、結局今の人たちが、実際に求めているこのと情報を書けない。

一方で、ウェブは、かなり刺激的なビジュアルや言葉が必要になる。

そのはざまで、地域や人にフォーカスして地道にやっている、今生きている人にとって、おそらくいいであろう…と思われることは、表面に出ることがなくなってきてしまった。

という答えでした。

これは、私も実感として感じていること。

うちでのカスタムオーダージュエリーの仕事の場合、お客様はただ「お金を払う」という感じではなく、色々な意見を言って、アイデアを出してくださったりと、お互いとても楽しい。

一緒につくっていく感じがたまらないのです。

その方の人生に寄り添うものを、一緒につくっていく、しみじみとした感動は、お客様にとっても、私たちにとっても、今、実に、シーラカンスを発見するぐらい希少で、感動的だと、しみじみ感謝するのです。

しかし、やっぱりなんだかこの感動が広がっているようで、広がっていかない。

時間や手間をかけすぎて、今の時代に合っていないのか?進み過ぎているのか?

とはいえ、まあ

究極どうでもいい。

「物事は自然淘汰されていくだろう。」

という影山さんの言葉通り、時間はかかるかもしれないけれど、毎回精いっぱいの気持ちと好奇心と情熱を注いでつくっていくだけだと、それに尽きるだろうろうと。

表面的な繕いや、新しいことに挑戦して行かない姿勢は、やっぱり感動がなくて、つまらない。

 

「ローカルの密度を上げていく」

実は、とても小さな小さな視点で仕事をしているようだけれど。

今シンコーストゥディオでは不思議と、海外からの問い合わせが多い。

ローカルを掘り下げていくことで、深すぎて地球の裏側に行ってしまうのだな?と感じています。

 

 

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