「日本のいいものづくり」はだれのためなのか

2012年から私が始めた活動で、ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)という活動があります。

最初は、ジュエリーをつくるクラフトマンが歳をとってきてしまったことに危機感を覚えて、それで始めた活動でした。

活動しているうちに、また、私は宝石屋のおばちゃんなので、店頭でお客様と日々対話しているうちに、「日本のいいものづくり」っていったいだれのためなんだよ。という想いが募ってきました。

きっと、モノをつくる職人のためでも、売る人のためでもなく、最終的にその「日本のいいモノ」が、多くの世の中に生きている人たちを幸福にするためなのではないかな。

「日本のいいものづくり」という言葉には、そんな基本的なことを忘れている節がある。

すごくウデのたつ職人がつくったら、いいものなのか。

技術的に素晴らしければ、いいものなのか。

それは常に、身につける人や、人々になにかしら利益が無ければ、あまり意味がないのではないかと思うのです。

どんなに、優れた技術でも、社会の方をむいていない、仕事は、やっぱりなにか足りないと思うのです。

それで、来週から始まる『JEWELRY & LIFE』の企画から運営のお手伝いをして、ちょっと面白い若手が外に出られるようにしたいと考えています。

ちょっと面白いので、来てみてください。

10/31(水)~11/13(火)伊勢丹新宿『JEWELRY & LIFE』若手コンテンポラリージュエリー・アーティスト達

 

 

 

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