「もの」から「こと」の時代
今は、「もの」から「こと」の時代らしい。
確かに、ものをそんなに欲しいと思わなくなったし、それよりは心を満たしてくれる旅行だとか、イベントだとか、そんなことに人々の関心が集まっているように思う。
ジュエリーなどは、要らないものの代表格なのかもしれません。
だからこそ、本当に必要であり、意味のあるものってなんだろうと?と考えます。
お金を出して買って、しかもそれを長く慈しむことができ、買った人の人生にプラスになるもの。
それは、買う人の価値観で変ってくるだろうけれど、やはり人の顔の見える買い方がいいと思う。
地元の商店がいいけれど
究極のところ、地元のお店や、知っている信頼のおける人から買うというのが一番安心かもしれない。
けれど、大資本、大量生産、大量消費の経済の中で、価格的に優位性のない地元の小さな商店は壊滅状態。
ネット販売も影響しているでしょう。
また、どうしても個人でやっていると、きちんとした企業が確立してきた品質やデザイン性、価格にかなわないことも事実。
今は、個人で仕事をしていてもそこに、新しい風とか、デザイン性のようなものがないとお金を払いたくない。
ものをつくる、売る人の人生観も反映する
結局、最終的に買う人が見ているのは、つくっている、売っているに物に対して、つくる、売る側がどれだけ気持ちを傾けているか。
また、つくる側、売る側の人生観や生き方までも判断の材料のような気がします。
ビジネスだけではなくて、地域であれば、その地域でどのような生き方をしているかとか、人としてどういう風に生きようとしているかとか。
翻って考えてみれば、ものをつくって売るという仕事が、実はそれが本質ではないか!とも思います。
だから、ものを売ろうと思ったら、自分を磨く、鍛えることが必要なのだと、最近少しずつわかってきました。
ものをつくって、売るという営みは奥が深いと思っています。
「もの」から「こと」って表面的なイベントを開催することだけではなくて、日々の心の交流ということ、お互いを尊重して、認め合い、理解しようとすることなんじゃないだろうか。
コメントを残す