吉岡幸男氏「京都色歳時記」 日本の染色は深い

私が、時々関わっている「和の学校」がサポートして始まった、

6/13(日)銀座おとな塾「京都の心を銀座で学ぶ-京都色歳時記」に行ってきました。

染物史家・吉岡幸雄さんの講演でした。然素材で昔ながらの色を出しています。


しかも、染物家を嗣ぐ前は、「紫紅社」という日本の美術工芸図書の出版社を起こしている、情熱の方です。
ただの染物師ではありません。
知る人ぞ、知る方でいつも100名以上の方があっという間に集まってしまうという人物です。
今回は有難い事に30名弱の参加者で、直にお話させていただき写真まで撮っていただきました。

東大寺のお水取りや薬師寺の祭礼などにも、用いられる紙を染めて納めています。
これはお水取りで使われる椿の紙花。

それにしても、すばらしいのは、染物史家というだけあって源氏物語や日本の古い歴史に精通しているということ。
しかも、そういった昔の文献を読み下して当時の色を本来の植物起源の材料で、実際に染めているということです。

歴史を語るだけの頭でっかちではなく、そこにはきちっとした体感が伴っている。
そういう方の話は、有名な学者の話より数倍説得力があります。

生き方を教えて頂いた気がします。

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