副島泰嗣、微美子、舎人3人の三人展に行ってきた。
副島泰嗣、微美子夫妻は、長く神奈川県の藤野という、アートの町で「静風舎」という工房を構えて白磁をつくってきた。
それに加えて、さらに金属工芸アートの世界に進んだ舎人(とねり)さんの作品展。
この、白磁の美しさは、なんだろうあまり難しい言葉はわからないけれど「静謐(せいひつ)な美しさ」ってこういうことかなあと、感じてしまう。
とても基本的なことを質問してしまった。
「陶器」と「磁器」の違いってなんでしょう?
作家自身に、ギャラリーで聞くのだから、失礼極まりなかったけれど、泰嗣さんは静かに詳しく説明してくえれました。
陶器は「土」で、磁器は基本「石」から材料を取る、とのコトだ。
陶器の粘土は良く見るけれど、磁器の材料ってあまりお目にかかったことがなかった。
今回は「白磁」だけれど、中国から来た「青磁」は元が青い石なんだろうか?
白磁は地中から出てくる石で、真っ白だという。
ちょっとロマンだなあ。
いつもは仕事柄、金工の仕事を見ることが多いから、また違う世界に触れて心がときめく。
アーティストがつくったモノを、アーティストと話をしながら見たり買ったりすることができる。
そしてギャラリーで売っている金額は、実はかなり買いやすい。
副島微美子さん作の、真っ白な湯飲みを買った。
副島舎人さんの作品も、感性鋭く、新しく出来上がったピアスの表現が彼らしかった。
自分の感性や感覚を磨くのは、こういうものを手に入れて、日々使ったり、めでたりすることなのかもしれません。
そんなに数はいらないけれど、気づかないぐらい、生活に、日常に溶け込んでいる「美」っていうのだろうか。
なんだか、最近はそういうのが心地いいし、豊かな感じがしてしまう。
3/3(土)まで、銀座ACギャラリーで開催
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