孤独になることから始めよう- その時ジュエリーがそばにある

時には一人になってみる

HIRAMEKI SHINKO STUDIO  K18WG ダイヤモンドリング

今、結婚する人が減ったり、高齢化で一人暮らしになってみたり、とにかく一人でいることがマイナスに語られることが多いけれど、マイナス面だけではない気がしている。

確かに、恋人がいたり、家族がいたり、愛する人がそばにいるのはとても素敵なことだ。

だけど、その前にまず一人で立ってみよう。

そんな提言もいいのかなと思った。

いまや、SNSが花盛り、皆楽しそうに集っているけれど、反対にひたすら孤独に耐えてみるっていうのも大切だと考えています。
とにかく、黙々と自分のやらなければいけないことを、遂行していく。

正直、この作業はかなりしんどい。

でも、こういう時間が、人に深く考える時間を与えたり、独自性を育てたりするのではないかと思う。

ゲーテの言葉に

 才能は孤独のうちに育ち、人格は社会の荒波の中で最適に形成される。

なんて言葉があったけれど、一度、孤独になって、自分ひとりで立ってみよう。

やっぱりそれは人を強くしてくれる、鍛えてくれる気がしている。

そして、他の人にもやさしくなれる。

孤独なときこそ、そばにある慈(いつく)しめるもの

かなりこじつけかもしれないけれど、そういった孤独のときにこそ、ジュエリーっていうものが、意味を持ってくる。

ジュエリーは、普段は無用の長物だけど、こういうときに力を発揮する気がする。
パーティにつけていくジュエリーもいいけれど、心から必要なのは、孤独を共にするジュエリーではないかな。

人が強くなるために、少しだけ力を与えてくれるものである。

それが今、ジュエリーだけではなく、「もの」に求められている本質のような気がしている。
究極の商品、ジュエリーは人の創造性、高度なクラフトマンの技術が加わることで、人の心に寄り添えるものになるべきなんだろう。

孤独なときに、慈しめるものを持ちたいものだ。
ごく自然に、そばにあるもの。

そういうのが、今一番求められる「もの」の形、私の場合であれば、ジュエリーだろう。
と、またこじつけてこの仕事で生きて行く理由にしていたりする。

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