努力は夢中に勝てない

近頃、色々なアーティストの人たちや、クラフトマン、ウェブデザイナーやプログラマー、そしてそれを販売していく人たちと出会って。

その職業、職業によって、驚くほどのアイデアを目の当たりにします。

そして、この人たち、とにかく非常に狭い領域のことを、夢中になってやってしまいます。

なぜ人は、こんなに違うんだろうか?

「努力は夢中に勝てない」というけれど、まさにそういう人たち。

その人の特質の違いが、世の中を形作っているのかと思うと、本当に楽しい。

一方で、販売や営業は、創造的な仕事ではないと思われがちだけれど、わたしはまったく違うと思っています。

新しい形のものをつくりだしても、それを最終的に身につけたり、利用したりする人の手に渡るようにするには、流通する形をつくる創造性が、実はとても大切で、

私自身も、どちらかというと、ジュエリーのカタチのデザインをつくるより、最終的に身に着ける方々の要望を救い上げて、才能あるアーティストや、クラフトマン、工房などをつないでいき、それをカタチにする。

身につけるひとにつないでいく。

そういうことの方が、向いていると思うし、楽しいのです。

きっとそうやってできあっがったモノは、きっと完成度の高いものになるし、最終的に身につける人をたのしく、しあわせにできる気がするのです。

次回新作は、パールでドイツで、20年以上も活動している西林佳寿子とのコラボレイトリングを計画しています。

彼女の洗練された造形と、それとつながっている人としての美しさが、私には魅力です。

 

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