働く女性と地域

地域でつながるって楽しい

シンコーストゥディオのショップのある世田谷小田急線の千歳船橋で「チトフナ働く女性ミーティング」なんて名前をつけて、不定期でかなりがっちりと仕事をやって来た女性たちの集まりをしている。
さかのぼってみると2014年ごろから、始めていたようです。

ちょうど私が就職した頃は、雇用機会均等法が施行されてまだ年月が浅く、会社も女性の採用がまだまだでした。
同年代の男性に聞くと、「あの頃って面接受けるとすぐ採用もらえたでしょ?」と最近言われるのですが、そんなこと知らなかったよと、初めて知ったよとちょっと驚くのです。
私も30社くらい回ったような思い出がありますし、最初から大企業と言われる日本の会社は無理だろうし、働きにくそうだと感じて避けていたかも、あるいは避けられていたのか?

日本の大きな会社では、女性は男性と同じ様な仕事では採用がありませんでした。
あっても、スペイン語がネイティブで話せるとか、かなりの特殊技能がないとだめで、私のような典型的なただの学生にはハードルが高すぎました。

とはいえ、そんな黎明期を歩いてきた女性たちが、それなりにキャリアを積んだ後に、ハタっと立ち止まってみたら、「仕事だけで来ちゃったけれど、それでいいかしら?」という実感があるんだと思います。

それは、たぶん子育てがひと段落ついた方々も同じだと思います。
しかし子育てを地域でやって来た方は、地域でのつながりがきちんと確立されているのです。
子供を通して、地域の方々とちゃんとコミュニケーションをとってきている。

一方で仕事をして来た女性というのは、特に今の40歳より上の世代というのは、仕事も家庭もという選択をするには相当の覚悟とタイミングが必要で、まして地域とのつながりとなると、なかなか時間が取れずコンタクトが薄かったと思うのです。
でも、人生は仕事ばかりではないよねって、少し歳を重ねてわかって来て、仕事もして来たけど、地域でもお知り合いを作っておきたいなと思っている。

そういう生き方をしていると歳を重ねても、賢く生きていける気がします。

仕事をしてきた女性はが地域であつまる。

この動き、今は小さいけれど、なんだかやりたい人が多いみたいなので、続けていきます。

やっぱりね、人と人が、生活する場所でつながるって、ほら自然で緩やかでいいですよね。
と地域の宝石屋のおばちゃんは思うのです。

 

 

 

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