ジュエリーは立体構造物
ジュエリーというと、石があって周りにダイヤが取り巻いていて、真上から見るものという既成概念がある。
けれど、今求められているジュエリーは違うと思うのです。
色々なものを、色々な角度で、見ていくというのが求められているこの時代に、一方向からの視点でジュエリーをつくるって、あまり楽しくない。
上から見たらこうだけど、
横から見たら、こんな風に石の側面が見えるとか、
この角度から見たら曲がっているのだけれど、
上から見たら、結構ビシッとしているとか。
そんな驚きに出会えるのは、立体構造物だという意識があってつくるから。
3Dで物事を考えたい
家などの立体構造物をつくる人たちは、人がそこで生活して人生を送り歴史を刻んでいくという認識がとても進んでいると思う。
一方で、やはり高額品のジュエリーの製作に関して言うならば、確かに造りは評価されるけれど、そこに至るまでの考えや、製作工程は無視されがちです。
私たちシンコーストゥディオは、もう少し踏み込んで、人生に寄り添えるものをつくって行きたいと考えています。
だから立体構造、3Dでものをいつも考えようと思っている。
それは、ただジュエリーの形だけの問題ではなくて、社会に対しても3Dでものを見ていく。
そして3Dでものを考えたいなと、いつも心がけています。
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