世田谷美術館ーヴィンタートゥール美術館展

先週の日曜日、世田谷美術館で開催されている「ザ・コレクション+ヴィンタートゥール」に行ってきました
世田谷美術館は砧公園の中にあり、暑い日ではあったものの木陰はかなり涼しかった。

土と木の威力はすごいなと思いながら開館を待ちました。
美術館前には、水のセルフサービスも出してくれてうれしい気遣い。

作品は想像した以上の満足感。
小作品が多いのですが、ドラクロワ・ドーミエ・ロダン・ドガ・ゴッホ・ゴーギャン。

現代絵画に至ってはピカソ・カンディンスキー・マグリットなど、教科書にも載っているような画家のオンパレード。
しかも嬉しいのが、非常に間近で見ることができるという点です。
筆の息づかいを感じることができる程の距離でした。

地域の美術館だから可能なこの近さ。

これだけ有名な画家の作品を一堂に見ることはなかなか難しいでしょう。

そもそも「ヴィンタートゥール」とは何か知らなかったのです。
「ヴィンタートゥール」はスイスのドイツよりに位置し人口10万人に満たない街だそうです。
そこに存在するのが「ヴィンタートゥール美術館」。
1848年、スイス連邦が成立したのと同じ年、自分たちの住む街に美術の拠点をつくりたいという志の作家と愛好家が「ヴィンタートゥール美術協会」を設立。
今日に至るまでこの美術館の運営を行い、コレクションの所蔵者となっているという。
(「スイス発-知られざるヨーロピアン・モダンの殿堂 ザ・コレクション・ヴィンタートゥール 図録」参照)

よくこれだけの物を、この小さな街で集めたものだと感心してしまいます。
その志-こころざし」の高さが感じられ、むしろ大きな美術館の有名な作品を見るときより感じるものがあります。
世田谷美術館では10/11(月)まで開催しています。
その後、神戸 → 長崎と巡回の予定。

実はその後、この写真を使わせて欲しい旨を世田谷美術館の方にお願いしたところ、わざわざ総務の方が出てきてくださって対応してくださった。
良い展示をする美術館は、風通しもいいのだなと実感した1日でした。
ぜひこの機会にお出かけになってみては?
小中学生は8月中無料ですので、親子連れで行ってみるのもいいのではないでしょうか。
教科書だけではない本物を見ることができますよ。
ジュエリーのオーダー・リフォームはシンコーストゥディオ
http://www.shinkostudio.com/order/index.php
鳥獣戯画チャームはシンコーストゥディオ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

Top