一緒に創り上げる

若手アーティストのシェアアトリエへ

新作の打ち合わせで、若手アーティストのシェアアトリエに行ってきました。
蔦の絡まったプレハブだけど、それがまた雰囲気を出していていいのです。
そして、一から初めて見ようという心構え、
それがさらに、いい。

若手アーティスト

0から始めようって、やっぱりいいですね。そういう心意気というのは、伝染すると思っていて、なんだか最近私の周りに集まってくる若者はいい感じがする。
経済が行け行けで、とにかく上り調子だった頃に学校を出て仕事をしてきた人間たちより、なんだかとても足が地に着いている気がする。それは、中々出口が見えない中、色々試してみる、失敗してみる、それでも続けている、耐久力がついているんですね。そこがポイントなのかもしれません。
会社や組織に頼らない、自分の考えと責任で今日を生きていこうというところがいい。
こういうのはイケダハヤト的とでもいうのでしょうか?
確かに、その日暮らしともいえるかも知れないけれど。
本来、人間はそういうもの。
あまりにも未来を見据えすぎて、将来いい大学に入るため、いい就職をするため、「〇〇のため」と言って、私たちの社会はいつの間にか、予約社会になってしまった。今を楽しむ、今を生きるということを忘れて、予約している未来について心配になって病気になったりする。
元来、人間は動物で、自然の一部という考えに基づけば、まあ今日一日を誠実に、しかし適度にちゃらんぽらんに生きていくというのが幸せなのかもしれない。
そんなことを書いてしまったけれど、実は彼らは優秀な美大を出た才能あふれる、確実に新進気鋭のアーティスト。考え方も面白いけれど、作品を創る発想力や想像力もすごい。ボーダレスだし、既成概念がない。将来、絶対世界に羽ばたくような気がしています。
いったい、この金属の切れ端が何になるのでしょうか?これだけではたぶん意味不明でしょう?

金属の切れ端

新作、楽しみにしていてください。
きっと形になったら、驚くかもしれません。
そういう新鮮な驚きを、若手と創っていくのが、めちゃくちゃ楽しいです。

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