シルバーのお手入れ

先日、ご来店頂いたお客様から、新しいシルバーのお手入れ方法を、教わりました。
通常、我々ジュエラーは、専用のシルバーの黒ずみを落とす液を使ってしまっているので、目からウロコっていった感じでした。
方法は、なべにアルミホイルを敷き、お湯を入れ、塩と重曹を入れて少し煮るといった、簡単な方法なのです。
シルバーのチェーンが見事にきれいになっていました。

あとで、調べるとこれは結構、知られている方法らしく、どうやらナトリウムとアルミの科学変化によるものらしい。

シルバーについて話しますと、通常アクセサリー・ジュエリーで使われているものは、スターリングシルバーといい、1000分の925%の銀の含有量です。
ただ、銀以外の混ぜ物については、国や作っている地金屋(じがねや)などで違ってきます。
ですから、シルバーのリングのサイズ直しが敬遠されるのです。
どうしても、ロー目という線が出てきてしまったり、日本製ではないシルバーの中には、ひどい混ぜ物で作ってある物もあり、リング自体がだめになることもあるのです。
そしてもうひとつ、よくシルバーは黒くなるので、嫌がる方がいらしゃいます。
しかし実は身に付けていればそれ程黒くならずに済みます。
よく使ってあげることが、シルバー自体にもいいのです。
あと、方法としてはロジウムメッキをかけるという手もあります。
ただ、こちらは、ほっといても大丈夫なのですが、やっぱり長い年月で色が変わります。そうなるとメッキをかけたお陰であまりきれいになりません。
ロジウムメッキをかける場合に、ニッケルをかけたり(仕上がりがきれいなため)することもあるので、長い目でみると、メッキをかけるのはどうかと思います。
そんなこともあって、ティファニーのシルバー製品などは、メッキはかかっていませんね。でも、ティファニーのビーンズのネックレスのチェーンは細すぎてよく切れるか、一時、相当修理がきました。(または取り替える方が多かったです)
とにかく、メッキなしのシルバーの黒ずみは結構取れます。

歯磨き粉でごしごししてもとれるし。(ただぴかぴかにきれいの磨けるかは別です。)クレンザーだって。
でも、私どもが扱っているのはあくまでも、ジュエリー、磨きにこだわる毎日です。

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