「悩みの量こそが人間の深さ。」

人生は苦しいのが当たり前

2016年も、もうすぐ終わろうとしていますが、おせち料理に本格的に取り掛かる合い間に書いています。
年末の掃除をして本屋に立ち寄ったさい、つい引きよせられて買ってしまった佐藤愛子の本。
「人間の煩悩」
今まで書いてきた本の、語録を色々と集約している本です。やはり、さすが佐藤愛子、すっきりするし、腹にストンと落ちる。

「悩みの量こそが人間の深さ。」

そこから、少々紹介します。
「損をするまい」といきたくない
-あるときはあるように生活し、ない時はないように生活する・・・。
それが私が到達したい生き方の理想である。私はこうも思う。
-泳げなくても、飛び込めば泳げるようになるものだ・・・。
(中略)
私が無考えに行動して、失敗したり損を重ねて苦労を招いていることを心配する人たちに答えるとしたら、
「しょうがないのよ、こういう人間なんだから」
とういうしかない。
「だから考えを変えなさいといっているのよ」
としつこくいう人には、
「これが気に入ってるんだから、それでいいだろうッ!うるせえな!」
と俄かに荒々しくなる。
また
多くの人は「順風満帆」を何よりの幸せだと思っている。つまづきのない、順調平穏な人生に憧れる。しかし、この世にそんな人生なんてないのだ。蹉跌(さてつ)があってこそ生きることに意味があるのだ。
(幻冬舎新書 佐藤愛子 「人間の煩悩」から)
実に、まさに、その通り。
今年一年は本当に色々あった、私自身もとても身にしみる言葉です。
しかし、どんなときでも強く、自分を信じて生きてみる。
時には、不義理と見えることもあるかもしれないし、批判されたり、不幸に見舞われたり。
それは、それでしょうがない。でもそこからどうやって生き抜いていくか?
そして楽しく。
その覚悟が、今の時代にこそ必要な気がしています。
「人生は苦しいのがあたりまえ」
苦しかったら、生きている実感があるというものだ。
ふふふ、これかどんな「苦しみ」が襲ってくるのかな?
ひるまず、たじろがず、2017年もいこう!

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