ジュエリーに限らず、心を打つデザインをする人の言葉というのは、なんともきれいだと思います。
デザインの後ろには、「言葉」が存在していると感じます。
先日私が主宰するジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)でトークディスカッションをしていただいた建築家の伊東豊雄さんの言葉も美しかったし、そのとき紹介していただいた、グラフィックデザイナーの杉浦康平の風呂敷に関する言葉もとても響くものだった。
デザインをするときに、その人の生き様や、今までどういう風に生きてきたか、その覚悟みたいなものが、カタチと一緒に言葉が生み出されているように思うのです。
言語というのは、その国、その土地、その時代のを一番象徴しているものだと思います。
だから、言葉に敏感な人がデザインを生み出すことができているように思います。
この場合の「デザイン」というのは、目に見えるカタチとは限らないので、会社を興した、会社をつくることをデザインした、経営者などの発する言葉も時として、私たちの心を打つ。
つまり、人の心は言葉の端々に出て、それが何かしらカタチになっていくようだ。
やさしく、大きく、けれど真の強さがある言葉とデザインが今、求められている気がする。
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