- 2018.04.17
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シンコーストゥディオ・代表米井が主宰するジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)で、4月11日、東京ウィメンズプラザで建築家・伊東豊雄トークセッション「日本のこれからのモノづくり -建築×ジュエリー×金属工芸」を金工作家・鹿島和生さんにも加わっていただき、開催いたしました。
グローバル経済というのは一瞬にして、ボタン1つだけで何百万の何千万というお金が入る、また失うこともある。
そういう社会なってしまった。
そういうバーチャルな世界にずっといると、人は自然から受けている、感受性というものを失っていく気がします。
動物的な感受性というのは、やっぱり自然と接していないと生まれてこないものだし、それを失ってしまったら人間でいる意味がない。
この対談の言葉は、モノづくりに携わる私たちに、とても勇気を与えてくれました。
確かに、建築、ジュエリー、金属工芸は、まったくちがうモノのようなのだけれど、私はとても共通する部分があると思っています。
それは、空間軸で捉えるならば、「立体」であるということ。
物事を様々な角度から考えて、モノというカタチに落とし込んでいく。
また、時間軸でいうならば、世代をまたがって、その人の歴史に寄り添っていくということ。
伊東さんもおっしゃっていましたが、私たちモノづくりに関わる人間たちは、「楽しい、明るい、嬉しいものなんだよ」っていうメッセージを実にシンプルに「モノ」を通して伝えたいのかもしれない。大九日誌 にもう少しくわしく。