のブログで現在開催東京都庭園美術館で開催されている「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」 について書きました。
庭園美術館はいつも、少し挑戦的な展示をする。
展示は、建築家・伊東豊雄さん。椅子と同じ目線で見られるように工夫がなされています。
今回のこのブラジル先住民の椅子が、海外でアートとして展覧会を開催されるのは初めてだそうです。
この展示は現代アートとは違った文化システム。
椅子をつくり続けることは、彼ら少数民族、先住民の共同体が続くために、また彼らの伝統的な知識が後世につながっている。また、アイデンティティを主張していくための手段でもある。
というようなことが、パンフレットには書いてあります。
今までは、こういうものは民芸品の部類であった、それが近年アートとして認められるようになって来た。
生活から、生まれるアート。生きる力がみなぎっている。
なんだか、とっても自然な感じがしました。
美術教育を受けて、デッサンがうまくなり、素晴らしい造形の境地に達するのも素晴らしい。
けれど、こういった椅子たちの表現を見ると、彼らの方が圧倒的な力を感じることは否めない。
そういうことを、少し学んだのです。
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