私は、東京の調布市というところで育ちました。
子供の頃は、一面野原。
そんな中で、最後まで残っていたうっそうとした、森がありました。
人の手が入っている様子も無く、少々不気味でしたが、子供の時は、お構いなくその中に入って遊んでいました。
ちょっとした高台にあって、シンボル的な高い木が、森の中に2~3本ほど立っていました。色々な話があって、処刑場だったとか、祭礼をしたところだったとか。
いずれにしろ、なにか儀式が行われていた所だったのは間違いないようでした。とにかく地形がいかにもといった感じで、手前の方は木々は無く舞台の様に高くなっていましたし、その後方は人をよせつけないほどの森でした。
そんなわけで、駅や甲州街道から近いにもかかわらず、結構最近までそのまま残っていました。
今は、そんな神秘的な場所って、ないですね。
あっても、自然保護の為、と言ってきれいに整備して、勝手に草花を取ってはいけないとか、事故が起こるのが怖いので柵でかこってしまうとか。
ちょっとつまらない。
そんな神秘で謎の多い場所で今の子供たちも遊ばせてあげたい。
そう思います。
そういうところでの、感触や感覚ってきっと大事なのだろうなと思います。
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