日本人を生きるというこ

ここ数年、色々な国の方と触れ合うことが多くなり、とても考えるのです。
10~20代の頃は、西欧の文化、特にアメリカ文化が最高に素晴らしいとされていた時代で、映画や音楽など、全てがアメリカあるいはヨーロッパから入ってきていた。
ところが、実際の生活はやたらと日本的、こたつ入って暖まり、みかんを食べて、布団で寝る。
外人とお友達になるなんてとんでもない!

そんな生活でありました。

ところが、ここ数年どういう訳か外国人の方のお客様が増え、それにともない、色々な方々と知り合いになりました。

また、社会の状況も大きく変わり、仕事上でもインド人・ベルギー人・中国人・リトアニア人・スリランカ人・日系の外国人等々、本当に様々な国の人とお付き合いが必要になりました。
そういったなかで、自分っていったい何だろうとつくづく思うわけです。
たいした取り得もないし、英語も上手くない、海外経験があるわけでもなく。
やっぱり人間は原点に戻るものでしょう。

かえって、やたらと日本的な庶民の生活をしていたことが、懐かしくなって、あるいは素敵に思えてくるから不思議です。
そこに根っこがあって、今の自分がある。
そう思うと、ほんの少し自信が湧いてきます。
日本人を生きるってそんなことでいい気がします。

根っこを大事に。

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