先日、ちょっとした機会があって、鴨川シーワールドに20年ぶりぐらいに行ってきました。
シャチのショーで有名な水族館+アトラクションの施設です。
1970年の開園以来、なんと40年以上も経っているそうです。
今回訪れ、いまだに新鮮な驚きや感動があったことに、少々びっくりしました。
こういった、観光施設というのは、大抵20-30年すると、何となく昔の栄華を引きずっている感じがして、そのまま衰退していくのがお決まりだと思っていたからです。
調べてみると、八洲観光という会社が1970年に始めた事業で、その後、三井観光開発吸収合併されている。
私が訪れた次の日2/11は祝日でしたが、鴨川市民は無料で入場することができました。
ということで、多くの子供たち、市民が来ていた。
鴨川シーワールドは鴨川にとっては「光」かもしれない。
一方で、鴨川シーワールドの駐車場に行く道のりで、住民がいなくなった廃屋が無残な姿をさらしていた。
たぶん、乳牛を飼っていたのだろう、牛舎とおぼしき建物は荒れ放題だった。
これは「影」なのかもしれない。
鴨川シーワールドのような「光」の部分だけが良いか悪いかは別として、都心からでも人をひきつける事業を継続していくことは、相当の努力と信念が必要だろう。
鴨川シーワールドはこの40年間、初の人工繁殖を成功させた例も多数。
きちんとした収益を上げるカタチをつくりあげながら、地道に地域や、種の保存に力を注いで来たように思えます。
そして、地域の人に受け入れられる地道な活動を続けていくということが、とても大事なのだ、改めて感じるのです。
私も、ここのところ、小さいながら、50年以上も続いてきたこのシンコーストゥディオのお店を見直そうと考えています。
インターネットの普及ということもあって、この小さなお店から、情報を日本語と英語で発信しています。
なんだか、その方が買う方にとっても、私たちにとってもいいのではないかと、
今、日々お客様と接していて感じるのです。
とはいえ、決して古い形の形態ではなく、
むしろ、どこにもない価値を提案していく。
どこにもないデザインをしていく。
それは、カタチだけではなく、モノのつくり方のプロセス、伝え方、売り方、買い方、全てをデザインしていく気持ちが必要だと、今感じています。
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