DAIKYU DIARY大九日誌

イニシャルや名前は特別

ジュエリーとして身につけるものの中で、特に意味を持つのは「イニシャルジュエリー」ではないか？と考えています。

しかも、手で彫りいれる。
それはとても意味があるように思えます。
これは、シンコーストゥディオのアニバーサリーペンダントリング。
お子さんが生まれたとき、就職したとき、二十歳のお祝いなどにご注文する方が多いですね。
お名前と、誕生石、アニバーサリーの日付を手で彫りいれています。
手で彫りいれると、機械彫りと違って彫ったところがキラキラと光ります。それを、一人ずつ彫っていきます。
イニシャルを彫りいれるという行為は、かなり太古の昔からなされて来た技法ですが、一度彫りいれるとやり直しが効かない。
一線一線気持ちを集中させて彫っていかねばいけません。
その、一瞬一瞬が刻みこまれるというドラマがあります。
そしてそれが名前となると、また特別な意味があるのではないでしょうか？

人から人へのメッセージ

妻から夫へ。
夫から妻へ。
母から娘へ。
今まで、ご注文いただいた彫りをご紹介します。
25周年の結婚記念日に。

家族で行った海辺で拾った貝を研磨して、イニシャルプレートとのコンビネーション

お世話になった、方にシルバーのしおり。

ブリティッシュと日本の彫

イニシャルに代表される、文字の彫りいれというのは、時代をこえ、その想いが凝縮されたものになります。
彫って実は技巧的にはとても難しい。

11月20日（日）、シンコーストゥディオ世田谷ショップでは、正統派のイギリスの彫りと、日本の彫りの20代の若手エングレーバーによるデモンストレーションを開催します。
イギリスからは、ウィンストン・チャーチル・メモリー・トラストという財団から、フェローシップを受けて日本に来ているカストロ・スミス。
日本の彫りは、ハイブランドの彫やダイヤの石留めをしている宮本輝美。
新進気鋭のエングレーバー2人。
今から、楽しみでドキドキしています。
いらっしゃりたい方は前もってお申込みください。お店、あまり大きくないので、お早めに。
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