先日、お客様からお預かりした、ひすいの根付があまりにキュートなので、アップします。
高さ1cmほどの小さなひすいの彫り物なのですが、ルーペでよく見ると顔の表情も、つるんとしたおお尻の感じもなんだかとても心惹かれる。
手のひらともものところに縦に穴が空いていて、根付の紐が通るようになっています。
後ろ姿には、少々哀愁が漂っています。
お尻と背中の丸みがなんともいえない。
ちょっとお顔はおじさんぽいけれど、なんだか訴えかける。
クスッとわらってしまいます。
こういうのが、本来の人の幸せだったりするのではないだろうか。
おそらく70年、下手をすると100年前の作品かもしれない。
こういった工芸的なものは、小さくてけれど高価で、しかも耐久性があるから時代を超えて引き継ぎやすいから残っているのだと思う。
時代を越えて、人にちょっとした心の余裕を与えてくれるなんて、すごいことだと思います。
こういった工芸品、特に金属工芸の仕事が基本になっている日本のジュエリー。
今は、何でもすぐできるスピードを必要とされるい今の世の中、自分の仕事は100年後のことを考えよう。
このひすいの猿は、K18の棒を通して、猿が木に登っている感じでペンダントにしてみるつもりです。
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