様々な土地に、様々な生き方-人に向きあったジュエリー

昨日、ちょっとした不幸があり富山県の滑川市というところに行ってきました。

冬の富山側からの立山連峰は初めて見た。

この写真、特に望遠をかけて写真を撮っているわけではありません。

なんでもない町の中から、そびえたつ山々が見える。天気が良ければいつでも。

「荘厳」という言葉は、こういう景色のためにあるのかな。

そして反対を見れば、日本海がすぐに広がっている。

その中で、お寺でお坊さんのお経を聞き、地域の人たちと話をした。

私は東京生まれ東京育ちなので、こういう景色や風土の中で育った人の繊細な感覚や力強さみたいなものには縁遠い。

まったく異なる環境で育ったら、それはもちろんその人の考え方や、行動や生き方は違ってくるよね。

この圧倒される立山の景色の中で強く感じます。

仕事のことを考えてみると、色々なところで育った、違う人たちが集まって何かをやっていこうとするとき、きっと面白い化学反応が生まれるのだろうなあ。

日本は、あるいは世界は、大量生産、大量消費が基本となった経済優先で世の中が動いて来た。

けれど、どうなのだろう。

皆色々な環境で育って来て、地方や国によって色々な価値観がある。

人は根っこのところでは、一人ずつ相当個性のある存在なのではないだろうか。

もう少し、自分の根っこというものを考えて、モノをつくる、買う、売るでも良い気がします。

これをきちんと経済活動に落とすのは、おそらくとても意味不明に思えるだろうけれど、きっと今はそういう事が求められる。

最終的につかう(つける)人に向き合ったジュエリー 、あるいはモノとはそういう事なのかもしれない。

なんて、立山連峰を見ながら思ったのでした。

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