形をつくるこが、無言のメッセージを伝えることかもしれない
私は、アーティストでも、デザイナーでもない。
でも時々、形に挑んでみる。
デザインは、つくる人、着けるひと、売る人間、その仕組みを考えるところからが、デザインなんだろうなあと思う。
しかし、そんな複雑なことを言っても、やっぱり最後は形なんだ。
その形が、いつか無言の力を持って、人々に迫ってくる。
私はその時期を、じくじくと待っている。
きれいな形には涙が出てくる
色々な形を試作していると、涙が出るほど「きれいなラインだなぁ。」と思う瞬間があって、それはやっぱり無理やりつくった形ではなく、自然に出来上がってきた形だということがわかって来た。
そういう、ラインや、形こそ、自分たちの生活に違和感なく入り込んで、身につけていられるものになるのじゃないだろうか?
自然に、自由に、ゆるやかに、素のままでいられる時間のその傍らにそっとジュエリーがあればいい。
それがジュエリーの本来の姿だと思う。
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