コンテンツを制作する人の不在
最近、「コンテンツマーケティング」という言葉をちまたでよく聞くようになった。
「コンテンツマーケティング」とは、従来の様に広告宣伝をするばかりではなく、ホームページやSNSなどから、検索をして入ってきてくれる人たちを、目的のリンク先に導こうとする、マーケティングのこと。だと私は理解している。
「コンテンツマーケティング」について、高らかにうたっているのは、そのコンテンツ自体を作っている人たちではない。
それをビジネスとして広げていこうとしている二次的な人たちが色々なことを書いている。
でも、そもそも「コンテンツ」っていったいなんだろう?と思ったとき、英語をそのまま直せば、「内容」「中身」 なのだろうか?
つまり、ブログならブロガー、記事なら記者、ライター、映像、バナー等々。
でも、本来はウェブ上で制作をする人だけではなく、ものをつくる人、つくるブランドの考え方、売り方、社会へのまなざしとか、そんな総合的なものも含めて、コンテンツなんだろうと思う。
一時的にものづくりをする人や事を起こす人がいて、初めてそれが画像になったり、文章になったりするのではないかと思う。
だから、「コンテンツマーケティング」がいかに有効かということを、いくら言ってもたぶん中身が無いものには無意味なのだ。
だから、もう少し、ジュエリーをつくるという、非常に現実的なものづくりに向き合ってみようと思うのです。
中身をつくろう
中身をつくるのって、本当に時間がかかる。
ジュエリーの場合なら、発想して、制作して、何度もやり直しをして、金属になって、また修正して。
それを写真撮りして、パンフや、画像の処理をして、>ウェブにのせたり、カタログをつくったり。
そして、その想いを言葉にして伝えなければいけない。
でも、そうやって、つくったものって、色々な人の魂がこもっている。
だから、そう簡単にはゆるがない。
そういうゆったりした速度で、ものを見ることが、ジュエリー製作には大切だし、今の社会に必要とされているような気がする。
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