金工の仕事とジュエリーって

お正月にNHKの番組で、江戸幕府の金の小判をつくった金工、後藤庄三郎のことをドラマでやっていた。

ドラマ自体は、それほど深く練られたものではなかったけれど、室町~江戸末期まで、

刀剣金工の家柄、後藤家が金工の世界でどれだけの力を持っていたかがわかって興味深かった。

足利尊氏に認められた、後藤祐乗(ゆうじょう)から始まって17代続く。

https://www.nhk.or.jp/jidaigeki/ieyasu/

ジュエリーと小判って、あまりにも遠い世界と思っている方がいるかもしれないが、

実は明治に入ってからも、硬貨の原型をつくっていたのは、金工の職人であり、そういった金工の職人がジュエリーなども手がけているからおもしろい。

だからこそ、日本のジュエリーの背景には、どこか金工の仕事が息づいて

そんなジュエリーはいいなと、やっぱり思うのでした。

たぶん、それは、ジュエリーというモノが、

人のアイデンティティとか、軌跡をぎゅっと詰め込んだものだからだと思うのでした。

こちらは、

目貫 安藤 薩雄(あんどう さつお)作の、刀の目貫といって、刀の持ち手のところにつけられる小さな装飾です。

裏表の対になっていて、昔はこういうところに凝っていたのだと、日本の仕事のレベルの高さを感じます。

こちらは、

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