2017年10月10日
若手ジュエリー・アーティストを教えたくなる 佐々木 慧(ささき さとし) 11/1(水)~14(火)新宿伊勢丹 JAPAN SENSES 「JEWELRY & LIFE」
11/1(水)~14(火) 新宿伊勢丹 1Fメンズアクセサリー売場で「JEWELRY & LIFE」と題して、Jewelry(ジュエリー)とLIFE(生活)との新しい価値を、若手ジュエリーアーティスト4人が提案します。今回、私シンコーストゥディオの米井も、企画段階から携わらせていただいております。
東京を拠点に活動する、4人の若手コンテンポラリー・ジュエリーアーティストたちの作品が発表されます。
日本の良さを、新しい価値として国内外に発信する 三越伊勢丹 JAPAN SENSES(センスィズ)。
このプロジェクトを進める中で、モノを売るだけではなく、本物をつくれる若手を育てる、若手が活躍できる場所を提供するところからやっていこう」という伊勢丹サイドの意向とジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ)の活動が共鳴する形でスタートしました。
彼らの作品は、つまらない薀蓄(うんちく)はいらない。
ただ見ているだけで、なんだか楽しくなる。
やっぱり、その根っこは、彼らの想像の面白さなのだと思う。
今回はそんな彼らが、普段の生活に溶け込む、ちょっとアートを感じられる、身に着けやすいジュエリーを提案します。
特別編として、アート作品も一部店頭に並びますので、そちらも楽しみにしてください。
【参加アーティスト】
Tsubasa Inai稲井つばさ(武蔵野美術大学卒)
Satoshi Sasaki佐々木慧(武蔵野美術大学卒)
Toneri Soejima副島舎人(多摩美術大学卒)
Kiyoaki Tashiro田代聖晃(東京藝大大学院卒)
今回紹介するのは佐々木 慧(ささき さとし)
新宿伊勢丹 JAPAN SENSES(センスィズ) ARTISAN(アーチザン)-「JEWELRY & LIFE」 参加ジュエリーアーティスト Satoshi Sasaki 佐々木 慧
佐々木慧がつくってきたアート作品をご紹介します。
【Satoshi Sasaki 佐々木慧】
アメリカ生まれ。
2012年武蔵野美術大学卒業。
海外で学ぶ。仏のフィリップ・サジェに師事。
工房一体型ショップで、デザイン・制作のキャリアを積み、独立。原石を自身でカットすることで、造形の可能性を広げている。
彼の特徴は、石の研磨から自分でやってしまうところ。
金属と石の融合がとてもスムーズに表現されている。
こちらは、卒業制作で制作した巨大なネックレス。
水晶とSilver ラピスラズリのリング
弾丸のブローチ
今回の伊勢丹でも展示される、リング。
石はオブシディアン、ラピスラズリ、ローズクオーツなど多彩。
なぜ今、コンテンポラリー・ジュエリーが必要か?
アートとしてのジュエリー、コンテンポラリージュエリーという分野が、年々注目を浴びるようになった。
コンテンポラリー・ジュエリーは1960年代後半から1970年代にかけて、ヨーロッパで始まり、ステイタス・シンボル としてのジュエリーは作らないという、主張を展開しました。
私なりに、なぜアートとしてのジュエリーが必要かを考えると、この閉塞感で押しつぶされそうな時代に、ジュエリーという身に着けられるアートで風穴を開けていくことが必要なのかもしれません。
そんな、アートのエッセンスが詰まった、ジュエリーを身につけることにより、少しでも心地よい時間に満ちた日常を送れること。
そのために、声高ではなく、身に着けられるコンテンポラリージュエリーというモノが必要とされている。
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