私たちのジュエリーが欲しい- 私たちもっと考えている

私たちが手がけているジュエリーが、要望を満たす力があるとは言わないけれども、日本で大量にで販売されているジュエリーの多くは、身に着ける当事者の想いを反映していないような気がする。
Sirface[面と線] K18YG ペンダント

「きっと女性はこういうジュエリーが好きなはず」

「こういうかわいい、きれいなものが好きなはず」

「ハートが好きなはず」「お花のモチーフが好きなはず」

確かにそれ自体は否定はしない。

ハートもお花も嫌いじゃない。

でも、そこに意味が欲しい。

私たち、もっと自分たちのアイデンティティに根ざした、自分たちの生き方を反映したモノが欲しいんだ。

一言で言うなら、私たち「そんなにバカじゃない」と言いたいのかもしれない。「もっと考えているよ」と。

高度経済成長を超えて、成熟したモノ社会に生き、そして今、行き過ぎたグローバリゼーションの中で、女性たちにとっては(もちろん、男性にとっても)モノというのは、「表面的にかわいい、きれい」なだけではないだろう思う。

これは、日々店頭でお客様と触れ合っている実感だからしょうがない。

しかし、一方でモノに薀蓄(うんちく)を長く語られるのもいやだ。

見た瞬間に、何かを感じる、その後でそのバックグランドを知りたかったら、知るという順番も忘れてはならない。

人に今一番必要なのは、その人の直感みたいなものなんじゃないだろうか。

モノはただ、そこにあればいい。

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