近頃は、若手のアーティストやクラフトマンなどと一緒に仕事をすることが多くなって刺激を受けています。
そこで、考えさせられるのが、モノと言葉の関係性です。
三塚貴仁 『折』ブローチ SV 黒ロジウム 「つくろうとせず、つくられていったもの」
「モノ」を一生懸命つくる人がいる。
言葉をいっぱい発する人もいる。
けれど、そのどちらもが、うまくつながっていくことは、稀なことのようだ。
デザインとしての「モノ」をつくるときには、
社会にどうして必要かという視点が必要なのだろうし。
社会に「モノ」を出していくときに、
つくっている「モノ」の本質や魅力、
今の社会にどうして必要か、という視点で文を書くということが必要だ。
アートしてのモノを、誰かに理解してもらうにも、やっぱり言葉が必要なんじゃないかって思っている。
それは、アーティスト自身が書けなくても、誰かが書いてもいいのだけれど、往々いして、書いてくれる人で、自分の考えとぴたっと合う人など、いるはずもない。
三塚貴仁 『転写』の技法 SV 銀と様々な素材に圧をかけテクスチャーが生まれる リング、ペンダント、ピアスなどに
「モノをつくる」と、「言葉で伝える」っていうことは一対なんだと思う。
今ちょうど、東京芸大大学院を3月に卒業予定の、三塚貴仁の展示を12/13(火)までの予定で開催しています。
さらに今週の6日(木)7:30~シンコーストゥディオの世田谷ショップで、三塚貴仁 クリエイターズ・セッションナイトを開催する予定。
平日の夜に、街でちょっとアートとアーティストに触れる時間を、と思って開催します。
「つくる人」と「つかう人」がもっと近い関係でいられたらいいだろうと感じます。
たぶん、ふらっとでも大丈夫なので、いらっしゃりたい方は来て、アートジュエリーに触ってみてください。
12/6(木)19:30~ シンコーストゥディオ世田谷ショップ
クリエイターズセッションナイト
アートジュエリーを着けてみたり、話してみたり
20代若手ジュエリーアーティストって何を考えてつくっているの?
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