ジュエリー・アーティスト・ジャパン立ち上げ 若手ジュエリークリエーターのコミュニティ

(小さな一歩がきっと大きな力になる)
ジュエリー・アーティスト・ジャパンというコミュニティーを立ち上げました。
11月7日(水)開催の渋谷の文化センター大和田で初回の勉強会を開催しました。

告知から開催まで1か月程度しか無いのにもかかわらず、30人弱の方々にご参加頂きました。

感激です。
「ジュエリー・アーティスト・ジャパン」。未来のジュエリーアーティストやクリエーターを育てる。
そしてもう一面は、そういった若者のアイデアや活力を日本のジュエリーのデザインや製作に反映させて、物造りをしていくためのコミュニティーです。

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 坂元亞郎さんの講演(Photo by Ian Chun)
私が会社として設立して11年。その間に、幸運にも、素晴らしい心ある方々に囲まれて本物を教えて頂いた様に思います。
特に今回、講演をして頂いた坂元さんには、技術的なことも勿論、ものづくりの心意気を吹き込まれました。
そして、日本のジュエリーが江戸以前より続く、装剣金工師(刀の装飾を造る)・飾り職人(かんざし・帯留め・煙草入れなど)・西洋から来たジュエリーの技術の3つが融合して完成されたものだと知りました。
ジュエリー文化や技術は西洋から来たものだと思っていた私には、かなり衝撃的な事実であり、日本の職人が造り上げた作品は、西洋のどのブランドにも劣らない技術と品格があり、きっとその仕事がなにか社会に与えていく力があるように感じています。

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 実際の日本伝統の打ち出しなどの名品を見る(Photo by Ian Chun)
ジュエリーというものの魅力は、何世代にも渡ってその家族が歩んできた道のりの想いを共有できることでしょう。

 刀の目貫

お客様が求める物を造り、販売し、最終的に喜ばれる。そのためには、お金を出すお客様も販売する人間も、造る職人も皆、Win-Winの関係が成り立たなければいけない。
買う人が増えれば、造る側の職人も数をこなすことで、どんどん腕が上がりいい物を製作する事につながる。
また、一方でいい仕事をしても、それを社会に必要とされるものを発信していかなければ、何も評価されずに朽ちていくのみ。
そんな、危機感。それが今回、「ジュエリー・アーティスト・ジャパン」を立ち上げにつながりました。

私は、職人でも、デザイナーでも、恐らく販売に長けているわけでも無いけれど、世界に類を見ないこだわりの職人達、漫画文化と日本の新しい美的感覚の中に育って来た若者達、そして日本の伝統。
この中に金の鉱脈があるように思えます。
小さな一歩ではあるけれど、きっと大きな力になる、そんな期待が心をよぎる初回の勉強会でした。
*初回勉強会にご協力頂いた、工房フィーゴの坂元亞郎さん、ヒコ・みずのジュエリーカレッジの方々、その他ご協力頂いた方々に心より感謝申しあげます。

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