名誉や地位の象徴としてのジュエリーはもういらない
ジュエリーというと華美で、華やかで、そういったところに着けていくもの?というイメージがあって、正直私はそういうものに興味はない。
人間の本質は、着飾ったものではなくて、もっと素のところにあると感じていて、ずっとジュエリーのあり方に違和感を感じていました。
地位とか、名誉とか、そういったものに人間の本質をあまり感じないのです。
ジュエリーというと、もちろん、そういったお金を手にした人たちが身に着ける。成功の象徴として身に着けるものというイメージがあります。
少なからずジュエリーは高額品だから、どうしてもそうなります。
でも、もう1つジュエリーにはジュエリーがあるべき本来の意味が存在する。
それが、人の心を伝えるとか、想いをつなぐとか、そういう重要な役割だと思うのです。
私は、できればそうった役割を担えるジュエリーを提案したい。
想いを伝えるものだからこそ、きちんとつくるジュエリー
だからこそ、ちゃんとつくったものを伝えたいと思う。
金を使って、プラチナを使って、ダイヤを入れて…
素材は高い。
ましてや、これをつくるのは、実に想像以上に手仕事で、クラフトマンの技巧が必要です。
さらに、ジュエリーに意味をこめるにはやはりデザインが必要で、意味のあるデザインをしていきたいと思うと、アーティストの力も必要になってくる。
当然高くなります。
でも、それでもきちんとしたものを提供したい。
安かったら、売りやすいです。
でも違う。
そんなに数はいらないから、毎日つけて、磨きなおしてまた着ける。
ジュエリーは究極の手仕事と何年たっても変化しない強靭な素材で人の想いをつないでいく手助けをしている。
そして、また後の世代につなげる。
だから、普段に身に着けられるちょっと上質なものが必要だと、感じています。
そういうのものをつくっていきます。
それを身に着けて、日々の悲喜こもごもを乗り越えて欲しい
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