生きづらさをかかえていると、何度もピボットしてでも踏ん張り続ける
昨日ツイッターでちょっと気になったつぶやき、
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50社近くスタートアップに出資してきたが、生きづらさを抱えた起業家は何度もピボットしてでも踏ん張り続けるので、生きづらさをしっかりヒアリングする方が結果的に、事業計画を作り込ませたりDDしっかりやるより成功角度は高いんじゃないかって気もする。もちろんシードだから出来ることでもある
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) June 8, 2017
このことは、私も常々考えてきたことで、デザインをする時、社会の中に、何かしら違和感や生きづらさを感じていないと、問題意識が育たないと思うのです。
そして、「これはなんかおかしいぞ?」「こうしたら、もっと世の中が良くなる気がする。」という感覚が働かないと、デザインはできない。
なぜなら、デザインとは、社会の問題を解決しようとする行動のことだから。
そして、そういう生きづらさをかかえている人ほど、人の心に寄り添えるデザインをすることができると考えています。
有名な美大を出たから、過去に賞を受けたから、とかそういう経歴はどうでもいいのです。その人が、今一人で、どういう風に立っているか?問題意識を持っているか?だと思うのです。
だから、アーティストやデザイナーにデザインや、ものづくりの原案を出してもらうときも、そういう気持ちがどこかにある人間と一緒に仕事をしていく。
これは家入さんのような大きな投資ではないけれど、それと近いものがあるような気がしています。
どういう人と組むか、若手と組むにしてもどういう意識の人間と一緒に仕事をしていくか?
若手と仕事をする時、絶対的なデザイン力やつくりの力というのは期待をしていません。
正直、そんなのは若手に要求してもまだ難しい。
むしろ、まさに、なんどもピボットして踏ん張り続ける力を期待しています。
できない部分は、彼らから発せられた原案を元に私たちのノウハウで、どのように身に着けたい人の想いにこたえていくかを一緒につくり上げていく。
信頼のある、ジュエリーというものに仕上げていく。
それでいいのです。
ジュエリーは「生きづらさ」を受け止める器
今、まさに新作を若手とともに新作をつくっていますが、まずは「誰に対して、何のためにつくるか?」について尋ねています。
実は、ある若者はすでにもう3回もデザイン案を原型ワックスまでつくって来て、練り上げているのですが、没になっています。
次回、彼がリベンジで原案デザインを持ってくるか、楽しみにしているところです。
やっぱり「生きづらさ」は圧倒的な熱量につながり、社会をいい方向に変えてしまおうと思う力になると思います。
ジュエリーとは、究極「生きづらさ」を受け止める器のような…そのためにあると思える。
だから、「生きづらさ」を肌で感じていないとだめなのです。
そういうものづくりをしていく人たちを、今必要としています。
新しいアイデアがある、シンコーストゥディオと組んで仕事をしたい!と考えている方がいたら、連絡ください。
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