人と違うことができること
前回、若手と新しいプロジェクトを始めた話を書きました。
若手ジュエリー・アーティストたちと新しくつくっていく
4人4様、それぞれ個性がありすぎで、なんだか、クスッと笑いたくなる。
だって彼らの制作するエネルギーは、採算が取れるとか、利益が出るとかではなくて。
それ以前に、「やりたくてしょうがない、止まらない。」といった、いたって自然発生的な動機なのです。
そんな人たちに、お金をもらって日々のルーティンワークでやっている人たちの仕事がかなうはずもない。
でも、彼らは「えーだってつくりたいんだから、当たり前じゃない。」みたいな感じで、を淡々と、やっていく。
係り決めで面白かったのは、一般的に、楽な仕事を取りたがるのが、今の世の常なのに、彼らの場合は、創造性のある仕事を一番やりたがる。
これって、おそらく普通の人たちを集めたら、最後に残るか、相当面倒で、やりたくないと思うかもしれない。
こういう、面白い感覚を持った若者たちを、そのまま素直に伸ばしていってあげたいものだ。
人と違うことができる人は、社会に新しい価値を提案していくミッション(使命)があるような気がするんです。
それは、この世いる誰にも少なからず、あるんだと思っています。
何も、造形的にものがつくれる人たちが、クリエイティブなわけではなく、人と違う視点で、とにかく動いてみる、失敗してまたやるという人たち。
人と違うことができる、というのはそういうことかな。
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