SHINKO STUDIO | ジュエリーリフォーム&デザイン東京 – シンコーストゥディオ

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MENTOSEN
デザインとものづくり - 人とデジタルの関係を考える

ひたむきに生きる人のために STORY BOOK ストーリーブック・人

白石朗(あき)さん

外資系企業コントローラー

母からの教え
「踏まれても踏まれても起き上がる、雑草のように生きなさい。」

*コントローラー:GM(ジェネラル・マネージャー)と共に日本と中国ディビジョンの業績をまとめ問題点を分析、予算を立てる。利益を上昇させ会社全体を常に進歩させるべくリードする仕事。

10年間のブランクの後パートから始めて今の仕事に

大学を出て、外資系の銀行に勤めました。出産を機に退職。その後10年ほど専業主婦をしました。税理士試験にチャレンジして会計事務所でパートを始めました。それをスタートにキャリアアップを図り、現在は外資系のメーカーで日本と中国ディビジョンを総括したコントローラーという仕事をしています。

2つ目のパート先の会計事務所のクライアントに外資系企業のアカウンタント(財務・会計の専門家)の仕事の方がいました。その仕事ぶりを見て「これなら私でもできるかしら?」と思い外資系リサーチ会社で働き出しました。その後今の会社に入社することでキャリアアップしました。

白石朗(あき)さん

ピンチの時にこそ眠っている自分の能力がむくむくっと起きあがってくる

最初の外資系の会社の面接では、英語はたいして要らないということだったので安心して入社しました。ところがいざ仕事を始めると、初日から英語の電話、メールもどんどん入ってくる。会議も英語で、ちんぷんかんぷん。それでも、どうにか「こんなことですか?」とか「こんな感じでしょうか?」って聞いてみると、「うんうんそうそう。」「違う違う。」みたいな感じで、「やった!当たってた!」というような綱渡り状態の毎日。そんな繰り返しで外資系会社での仕事を再開しました。

しかし、その経験で人間の能力には計り知れないものがあると実感しました。必死にやれば、ピンチの時に眠っている自分の能力が、むくむくっと起きあがってくる。そういう力が人には眠っていると思います。

グローバル社会に必要なのは、本音で話すこと

海外の方と付き合うときに大事なのは、本音で話すという事ではないでしょうか。

こびへつらうとか、そういったことをやめ、自分の持っているものを自信を持って言うという姿勢が大切だと思います。不要な自尊心は捨て、わからないことは「わからない」と言ってごまかさない。そうすることは自分にとっても楽だし、相手側もその人のことを知りたいと考えているものなのです。

拘束されない拘泥しない

自分のモットーは「拘束されない。拘泥しない。」

「面倒くさくなく生きる。サッパリと生きたい。」です。周りの人たちは分かってくれないかもしれません。でも、分かってくれなくてもいい。まあいいや。勝手にわからないでいなさい。そんな感じです。

母からの教え「雑草のように生きなさい。」

「踏まれても踏まれても起き上がる雑草のような生き方をしなさい。」と母から言われ育ちました。母は銀座で美容院をやっていたので、お客様には色々な有名人や芸者さんがいました。ですから自分の生き方の上でしっかりした哲学がありました。母のことを思い出すと、親ってすごく責任が重かったんだと思います。

白石朗(あき)さん

シンコーストゥディオとの出会い

母の古い丸い珠のアメジストのネックレスを持って行ったんです。

そうしたら、さっとデザインを提案してくれた。それで「すごいな」と思いました。ずっと眠っていたこのアメジストのネックレスが着けられるようになった。その後、母のダイヤをペンダントに直したり、自分の婚約指輪を普段の仕事でも着けられるようなリングにしました。今は仕事の時にもいつも着けています。

白石朗(あき)さん

ジュエリーとは自分の「満足感」

疲れちゃったとき、この宝石のことを考えると、ちょっと楽しくなる。

いやなことがある時でも、この宝石があるからいいやとなる。

ジュエリーは人に見せたいというのもあるとは思うけど、どちらかというと自分の満足感のためでしょうか。だから、シンコーストゥディオのジュエリーは通常の生活で着けるのがいいと思います。

インタビュー全文

EDITOR'S NOTE

最初に出会った頃は、何となく不思議な雰囲気の方だなと思っていました。自分を持っていらっしゃるというか、それでいて何だかふわっとしていて発する言葉が小気味よいのです。

今回初めて知ったお母様の言葉。「踏まれても踏まれても起き上がる雑草のような生き方をしなさい。」この人生哲学は圧巻です。この言葉を常に心に抱いて人生を歩んでいらっしゃったんのだということがわかり、腑に落ちました。

おそらく日々の仕事は、実は本当に細かいことの積み重ねなのではないでしょうか?ご自宅でのインタビューの間も、PCはつけっぱなしで海外からのお仕事のメールがいつでもチェックできるようにしてありました。

「豪快さと繊細さ。」その相反するものを同時に持っている不思議。まずやってみる。そして「くじけないゾ!」という意気込みを感じます。その上でとても軽妙で楽しく人生を歩んでいます。

「面倒くさくなく。サッパリと生きる。」

まさに、それを体現している実にハンサムな女性でした。

製作 「ひたむきに生きる人のために・ストーリーブック」製作チーム

Photographer: 永井守

Editorial Designer: 藤平富喜代

Web Designer: Hill Noriko

Editor: 米井亜紀子

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シンコーストゥディオ株式会社 代表 米井 亜紀子

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